マッハ新書で12時間で書いた本ということでTwitter界隈で賑わっていることで気になり手に取りました。 モズクも仕事柄、スマートフォンアプリの延長でハコスコVRやCardboardを用いたアプリ、OculusRift、Vive等は触っている身ですので、内容は共感できることが多く、OculusとGOROmanさんとの関わりに対して面白いという雑感。新書だけあってサクッと読める分量。
- こうして僕は「GOROman」になった
- 日本にVRを!
- すべてを支配する「キモズム」理論
- VRで生活はこう変わる
- VRは社会をこう変える
年代は一回り以上違う方ですが私も似たような境遇をもち、身近に感じながら読み進めた。
プログラマーやエンジニア志す方ならつかずとも似たようなものかもしれない。
幼少の頃からおもちゃをバラすことで遊ぶ、親のパソコンを使いプログラミングで遊ぶ、遊びの中で勉強したことは強いですね。
違うのは年代とその頃のインターネットが流行った空気。親の目を記にしながらドキドキしながらネットに繋ぐ、ネットの常時接続環境にいたいから大学に進学するなど考えずとも、当たり前にネットにつなぐことができた時代だった。ネットの黎明期に青年期を過ごしていた人の話はいつもチョットだけうらやましい。
「キャズム」から「キモズム」
第2章『すべてを支配する「キモズム」理論』で出てきた「キャズム」と「キモズム」という話が出てくるのが印象的。
アニメやゲーム、漫画やもしかすると黎明期の小説などもではないだろうか。
文化になる前の段階で手法や面白いことを作り出すイノベーターが新しいことをはじめる、アーリーアダプターが広める段階では、まだ傍から見るとへんなことをしている「キモイ」と思われる人たちに見える。やってないと遅れてる頃に触りだすレイトマジョリティー層がさわりだす頃にはキモさが抜け、「かっこいい」、「新しい」と思われるようになるという話は確かにそうだ。モズクはいつも敬遠してしまう気質なので、イノベーターになれずともアーリーアダプター的な立場として動けるようになりたいと思う。
VRは社会をこう変える
2045までの話ならもっと予想のつかない方向に変わると思う。現状のVRの延長線上で社会に溶け込むにはまだ、心理的・物理的ともにハードルが高い。実務の話であればVRよりもMRのほうが当たり前になりそうな予感がする。 Magic Leapは半分眉唾で、しかし待望している身だが、Leap Motionがこの前発表したProject North Starなんかは現実味があるし、2年とか3年とかもすれば手に入るだろう。網膜投影も楽しみ。
「ビビビ」をちゃんとキャッチできるように、今は手を動かしたい。
ミライのつくり方2020―2045 僕がVRに賭けるわけ (星海社新書)
- 作者: GOROman(近藤義仁),西田宗千佳
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/04/27
- メディア: 新書
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